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天狗の軍手

アニメとか漫画とかラノベとか色々と感想書いていきますん

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『終物語』『まよいヘル』『ひたぎランデブー』感想 




〝それがきみの――青春の終わりだ〟

 阿良々木暦を待ち受けていたのは、予期せぬ笑顔と、最終決戦の号砲だった。
 すべての『物語』は、いまここに収束する。






001


 前回までのあらすじ。
『物語シリーズ』自体、時系列がてんでばらばらなので、しかも、それを一定の期間を開けて放映されていることもあって、なかなかどうして結びつきにくい。いやまあ、読んでいる者からすれば、時系列順に著書を並べろってなっても余裕なんですけど、ただまあ、こういうおさらいも大事です。

『終物語』というアニメーションが随分と前に放映していました。これが放送していたのも随分と前です。そのあとに、『傷物語Ⅰ』が公開され、『暦物語』が配信され、『傷物語Ⅱ』が公開され、『クビキリサイクル』がアニメ化して、『傷物語Ⅲ』が公開して……。

  

 今回放送された『終物語』ですが、これを見て理解するためには、あれこれとおさらいをする必要があります。
 まず、前作の『終物語』の最終話と、今回の『終物語』――厳密には『しのぶメイル』から『まよいヘル』の間に、別の物語が挟まっています。それは『暦物語』というアプリで配信されたアニメの、最終話『こよみデッド』です。

 時系列通りに追うならこういう順番になります。
『猫物語(白)』→『傾物語』→『鬼物語』→『終物語(しのぶメイル)』→『終物語(おうぎフォーミュラ)』→『終物語(そだちリドル)』→『終物語(そだちロスト)』→『暦物語(こよみマウンテン)』→『囮物語』→『恋物語』→『憑物語』→『暦物語(こよみナッシング)』→『終物語(しのぶメイル 其ノ陸――の最後)』→『暦物語(こよみデッド)』→『終物語(まよいヘル)』。
 いやはや、我ながら、これが自分の頭の中でまとまっているのが驚きです。
 親切なかたが時系列順にまとめてくれていたり、それどころか公式が時系列をまとめてくれていたりするので、そちらを参照すればよりわかりやすいと思います。

 ともあれ。
『終物語(中)』の最後で、受験会場に向かう前に、北白蛇神社に向かった阿良々木暦は、『暦物語』の最後で臥煙伊豆湖によって斬り殺されてしまう。

 その末、地獄に落ちた阿良々木暦を待っていたのは――八九寺真宵だった。
『暦物語』を読んだとき、まさかふたりが地獄で出会っているとは思わなかったので、えらく驚きおののいたラストでした。


002



 ふたりが再開したのは、阿鼻地獄という地獄。
 地獄には八大地獄というのがあるらしい。その最下層。
 ちなみに、この地獄に落ちると転生はほぼ不可能らしい。拘留期間は数百京に及ぶとか(兆の上の単位)。安心院さんもびっくりです。それに最下層なので、落下してから地獄に到達するのに2000年かかるとか何とか。

 阿鼻地獄。
 それが、阿良々木暦が受ける処罰。
 化物を助けてしまうといった、人間としての大罪を犯してしまった彼への――罰。

 いやはや、そんな彼が、最新刊の『忍物語』では天国で、全裸のお姫様と出会っているわけなんですけど。
 気になる方は、阿良々木暦の大学編! の『忍物語』を!
 いっぱい続刊されるので、物語シリーズは、まだまだ終わらない! ……終物語が放送しているのにね。



 閑話休題。
 八九寺の配属先は、賽の河原である。

 親より子供が先に死ぬと三途の川のほとりにある賽の河原で石を積み上げる。

 まあ、割と有名なお話ですね。

 でも、八九寺が阿鼻地獄にやってきたのは、阿良々木暦と出会う必要があったからである。
 だから石積みはお休みをもらって、阿良々木暦を迎えにきていた。

 休みって。
 アルバイトかよ。

 八九寺真宵に案内されて着いた場所は北白蛇神社、そしてそこにいたのは手折正弦だった。
『憑物語』で斧乃木ちゃんによって殺された人物。
 これで貝木泥舟なら『恋物語』の最後、幾度と審議された結論が出ることになるんですけど、そんなわけもなくいたのは手折正弦だった。

 彼からいろんな話を聞く阿良々木くん。
『憑物語』での出来事は、専門家たちの配慮や思惑が絡み合って起きた出来事だったことがわかりました。


003


 浪白公園。
『まよいマイマイ』の頃から結局今に至るまで読むことができなかった公園の名前。
『ろうはく』やら『なみしろ』やら。どっちかわからなかった呼び名。
 これは――『しろへび』と読む。
 もちろん、正式な読み方ではありません。

『へび』って打ち込んで変換すると、『蛇』という漢字に変換されますが、実は『它』とも変換されます。
『浪白』の元々の書き方は『沱白』だった。

『沱白』。
 あの公園がある辺り一帯の地名だった。写し間違いで『浪白』になってしまった。

 まあ、写し間違えとかで漢字は変わってしまったが、読みだけが元々のままで難読になってしまった、なんていうケースは多々あるものです。

 あの公園があった場所には、北白蛇神社があった。
 北白蛇神社で殺された阿良々木暦が、降り立ったのは――かつて、北白蛇神社があった場所である。
 この話に、少し心当たりがあると思う阿良々木暦。そう、彼はこの話を聞いている。
 厳密には『暦物語』の『こよみマウンテン』でのお話です。

 更に。
『它』にさんずいをつけて『へび』と読むのは――あの公園があった場所には、元々『湖』があったからである。

 湖。
 そういえば、かつて日本に降り立ったキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードが降り立ったのも湖だった。
 これが『鬼物語』で語られた内容。

 あ、ちなみに『沱』という字。これは『へび』と打っても変換できません。
『タ』だったり『ダ』だったりと打てば出てくる文字です。
『它(へび)』にさんずいがついているから『沱(みずへび)』という解釈。こういう遊びができるのは日本語ならではですね。

 あと。
 調べてみたら『浪』という字と『沱』という字の成り立ちは結構似ているので、『そんなに似てないじゃん』と一蹴できるものではありません。成り立ちの途中で、書き写されて――間違えられたのだとすれば、そんなに無理な話ではないと思いますけどねー。
 ほとんど形は同じだったのでしょう。今ほど漢字の形はしっかりとしていませんでしたし。


004


『蜘蛛の糸』という有名なお話があります。
 蜘蛛を助けたカンダタを、地獄から救い上げようとしたお話。筋肉少女帯とか進研ゼミのCMの話じゃないですよー。
 吸血鬼を助けた阿良々木の元に降りてきたのは、生きた白蛇でした。
 いやいや、あれじゃあれが白蛇かどうかよくわからん。

 何とか生き返った阿良々木暦。
 北白蛇神社には、完全復活を遂げたキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと、彼女の殺されかけている臥煙伊豆湖、そして、地獄から巻き込んで連れてきた八九寺真宵が残されていた。

 これにて、完全に人間へと戻った阿良々木暦。
 これより彼は、受験会場に向かわなければならない。


005


 そんな受験も終わった阿良々木暦は、戦場ヶ原ひたぎとデートを行うことになる。
 決戦前の、ひととき。
 そんな、安息の中でも現れる忍野扇。

 宇宙地図は扇の形をしているとか。
 宇宙そのものが、私の正体だとか。

 随分と意味深なことを言う忍野扇。
 このときに繰り広げられた星座の話も、なかなかどうして的を射ているもので、憶えておくと『あのとき言っていたことか』と明日放送の『おうぎダーク』で楽しめることでしょう。


006


 正しさとは何か。

 正しいことをしようとしても、間違いが生じてしまい、差し引きで――零になってしまう。

 正義の味方を語るファイアーシスターズは自分たちが正しいと思っていることをしている。
 不死身の怪異を専門とする専門家である影縫余弦も自分が正しいと思ったことをしている。

 なら。
 ならば阿良々木暦にとっての正しさとは何か。
 彼にとって何が正しくて何が駄目なのか。

 それが。
 それこそが、忍野扇の正体。

 それを、阿良々木暦は知っている。
 扇ちゃんもよく言っていた。

『私は何も知りませんよ、あなたが知っているんです。阿良々木先輩』――と。


007


 帰宅すると家の前には忍野扇がいた。
 そして彼女は阿良々木暦の勘違いを正す。

「私は『くらやみ』ではありませんよ」

 そして続けて言う。
「何でも知ってるおねーさんと戦うことになる」

 私を助けてください――と。


008


 感想と銘打って、あれこれと書いてきましたが、この『終物語(下)』が発売した当時に、私自身が書いた『終物語(下)』の感想がありまして、そっちが思った以上にしっかりとまとめられていたので、ほとんど引用する形にしました。

 アニメとしての感想としては。
 まあ、なんと言いますか。シャフトでしたね。
 別に、そこまでシャフトの演出が嫌いというわけではありませんが、『化物語』の頃にあった尾石達也さんのセンスが濃度を薄める形で、引き継がれていった感じがして、手抜き感と無意味感が次第に増しているのが残念で仕方ありません。
 声優さんの演技は、いつにも増して素晴らしいもので、イメージしていた阿良々木暦や八九寺真宵そのものなのに、どうしてか画面作りが、ますます遠のいていくのを感じて残念ではあります。

 原作小説が、そもそもキャラがひたすら話しているだけなので、どうしても画面作りが難しいんでしょうけど。
 それでもやっぱり!
『おうぎダーク』も楽しみです!


   





category: 西尾維新

thread: 〈物語〉シリーズ - janre: アニメ・コミック

tag: 西尾維新  物語シリーズ 
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