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天狗の軍手

アニメとか漫画とかラノベとか色々と感想書いていきますん

『愚物語』感想 







     物 語 シ リ ー ズ  オ フ シ ー ズ ン


           愚 物 語


    
本 書 使 用 書 體 F O T - 筑 紫 明 朝 P r o L









001



『第零話 そだちフィアスコ』。

『フィアスコ』ってどうやら『失敗』って意味らしいです。

 どうやら、この『愚物語』の執筆に至ったきっかけは『終物語』『第一話 おうぎフォーミュラ』の収録に立ち会ったことにあるみたいです。『終物語』のインタビューみたいなので、そう答えていたのを目にしました。
 それで書いたとか何とか。
 その結果、ほかの話を書くに至ったのかな? と予想。

 老倉育が好きな私としては、嬉しいんですが、正直なところ、かったるかった
 何やら関西圏に移り住んだ老倉さんですが、彼女が関西圏の方言を言語として上手く理解できないことに加え、彼女の少々厄介なメンタルが相まって、台詞が描写されていない。
 後半からは意図的なものもあるでしょうけど、老倉さんの心理描写が延々と続いている。

 読みにくいっ!
 これが新たな登場人物として括弧で台詞描写されていれば、もっと読みやすかっただろう。

 忽瀬亜美子と仲良くなれなかった理由を延々と語っていて、その最中に老倉育としての落ち度を語っている。
 老倉さんの考え方って、共感ってほどではないにしても、こうわかるんですよ。少なくとも僕は。
 彼女みたいに頭の中で考えていても、噛んでばっかりでまともに会話ができませんし。

 それはともかく。
 忽瀬さんについて延々と語っているシーン。
 この辺、無理して話を伸ばしている印象を受ける。ひょっとしたら見切り発車で書き始めたけど着地の仕方を考えてなかったからどうしようかと、右往左往していたのではないでしょうかと僕は思っています。

 最初の冗長っぷりといい、読みにくいさは異常ですけど。
 お話は面白かったです。

 老倉さんの阿良々木くんに対する信頼って、ひょっとしたら『物語シリーズ』の中では誰よりも強いんじゃないかなって。『実は好きなんじゃ』とか、『好き』『嫌い』みたいな両端で考えて老倉さんの『嫌い』を『好き』と捉えるのはまた違います。彼女に対して『実は阿良々木のことが好きなんだろ』みたいなことを言ったとしても、自信満々に当たり前みたいに『嫌い』と返答するでしょう。

 もし第一話が来るようでしたら、ちょっと書き方を変えてほしいというのが本音です。


002


『第零話 するがボーンヘッド』

 うーん……。
 相変わらずの神原駿河でしたが、正直、このお話を読むのに時間がかかった。
 上述のお話は『かったるかったけど面白かった』んですけど、ぶっちゃけ面白くなかった

 暗号解きなんですけど、『忘却探偵シリーズ』にあった暗号とは違い『解けるわけないだろ』っていう問題で、僕自身、回答がまったくもって気にならなかったので、読むモチベーションがなかった。
 それでも答え――というより解き方がわかったときは、『ああ』と驚かされたものの。
 答えがわかったときは、『あ、ああ……』となりました。

 なんでしょう。
 わざわざ襖の中に隠す意味も、どうやって隠したのかも、臥煙遠江の悪趣味な悪戯と言えばそれまでですけど、あまりにも無意味すぎてどうにも。
『終物語(中)』でブランコの下なんていうわかりにくい場所に臥煙伊豆湖がメッセージを残した理由もよくわかっていない。『憑物語』で斧乃木ちゃんがUFOキャッチャーの中に入っていた理由もようわからんし。
 そういうところで、この『花物語 第二話』みたいなお話は個人評価が微妙でした。


003



『第零話 つきひアンドゥ』

 月火ちゃんがやば過ぎる。
 前々からやばかった彼女ですが、今作では常軌を逸してやばい。そして彼女の無害認定みたいなものが剥奪され兼ねない要素を斧乃木余接は確認している。ここを起点にもうひと波乱、物語に起きそうではあるが、斧乃木ちゃんが監視としてついている以上はしばらく安泰でしょう。

 撫子の『その後』を見られて、『その後』の価値観などを知れたのはよかった。


004



 全体を通して、面白いところはあるけど、ぶっちゃけあんまり……な一冊でした。
 もう物語シリーズはいいかな、って思わされてしまい、『オフシーズン』は勝手も積むことになっちゃうんだろうな――くらいと思っていました。
 ですが、『オフシーズン第二弾』『業物語』はとても面白かったです。
『結物語』『撫物語』と続くみたいですので、期待半分不安半分ではあります。

 何気に。
『空間製作者』こと一里塚木の実の名前が出てきたり、戯言遣いだったり、懐かしい名前がちらほらと。
 そういえば、同時期に出た『忘却探偵シリーズ』の『遺言状』でも、氷上竝生の名前が出てきていました。
 氷上さんもシリーズを飛び越えて、それも厄介くんにまで言われるとは思わなかったでしょうね。


  




category: 西尾維新

thread: 〈物語〉シリーズ - janre: アニメ・コミック

tag: 西尾維新  物語シリーズ 
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