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天狗の軍手

アニメとか漫画とかラノベとか色々と感想書いていきますん

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『がっこうぐらし! 第三話』感想 






 知らなかった。
 関係ない。
 私の所為じゃない――違う。
 そうじゃない。あの子たちを巻き込んだのは私たち大人だ。
 私が、ちゃんと見ていれば――もう大人は誰もいない。

 だから全部、私のせいだ。

 どうしてあのとき、私は、ちゃんと確かめなかったのだろう――。

 由紀さん、胡桃さん、悠里さん。
 先生、悪いことしたよね……。





     ★     ★

 これは、たぶん遺書だ。
 私は佐倉慈。私立巡ヶ丘学院高校の国語教師だった。
 ……国語教師だ

 あの日、放課後の屋上で初めてそれを目撃した。

 あの日の始まりはいつもと同じだった。
 少なくとも、私は同じだった。

 車に乗って職場に向かう途中、私のスマフォが鳴った。どうやらメールみたい。今日はメールが多い。運転中だしメールを見るわけにもいかないので放っておいた。
 ただ、この日、異様にサイレンが多かった。
 救急車やパトカーが多く走っていた

     ★     ★

 学校に到着して早々教頭先生に注意を受ける。
 生徒との距離感について、注意を受ける。

 教師に向いていない……か。
 神山先生が言うには、教頭先生の言ったことはみんなに言っていることらしい。

 ……私はふと、職員室にあるテレビに視線を向けた。
 巡ヶ丘市で玉突き事故が多発しているというニュースだった。それどころか乱闘も起きているみたい。
 サイレンが多かったのは、そういうことみたい。

 玉突き事故が起きようが乱闘が起きようが、授業をしなければならないのが私たち教師。
 先日行ったテストの答案返却だ。

 私は三年A組の教室に行って、テストを順番に返す。
 丈槍さんは、机に突っ伏して、つまらなそうにしていたけど、渋々立ち上がって答案を取りに来ました。
 答案が赤点だとわかっていることなのか、あるいは学校自体がつまらないのか。
 少し不遇な扱いを受けているのは私でもわかっているけど、下手に注意すれば火に油を注ぐことになり兼ねない……。
「めぐねえ、酷い」
 確かに、みんなの前で補修を宣告するのは酷かったかもしれない

     ★     ★

 赤点だった丈槍さんの補修中、教室に顔を覗かせた生徒がいた。
 恵飛須沢さんだった。話を聞いてみるとOBの先輩に対して、どうやら恋しているようだ。要は恋愛相談だった。
「こんな話、ほかの誰にも言えないけど、めぐねえになら言える
 彼女はそう言い残して、部活に戻って行った。

 私、先生には向いていないのかもしれない……でも

     ★     ★

 教室に戻ると丈槍さんは補修を終えていた。
 そこで、ポケットに入れてある私のスマフォが振動した。
 そういえば、メールが異様に多い。

 スマフォを開くと、母からメールが届いていた。
 件名が『緊急』。その前のメールも『避難して』や、『連絡ください』だった。
 今届いたメールにはURLが添付されていたので、URL先に飛んでみると、ニュースの動画があった。

 巡ヶ丘市で、大規模な交通事故
 ショッピングモールで大規模な乱闘
 線路内への立ち入りが相次ぎ、路線不通に。

 補修を終えて帰ろうとする丈槍さんに、私は思わず声をかけた。
 電車が止まっていることだしもうちょっと待って行ったら? と。

 そこで丈槍さんは屋上に行くと言った。
 屋上は園芸部以外立ち入り禁止だけど、見学と、上手い具合に丈槍さんは私を納得させた。

 屋上に行くと、園芸部の若狭さんがいた。
 どうやら今日は、彼女以外に誰も来ないみたい。
 そのとき、私のスマフォが再び震えました。今度は電話みたいで、神山先生から。

 どこにいるか訊ねられたので、屋上にいると答えると、『鍵を閉めて絶対に誰も入れないで』と言って電話は切れてしまった。よくわからないけど、何か起きているみたい。
 そのとき、屋上の扉が叩かれた。
 神山先生の言葉が気になりつつも、扉の向こうを伺うと恵飛須沢さん、と。OBの子だった。

 屋上から運動場を見渡すと、ニュースで言っていたような乱闘が起きていた。
 恵飛須沢さんが言うには、突然みんながあんな感じになったと。それで、OBの子が怪我してしまったみたい。

     ★     ★

 屋上の扉を叩く音が聞こえたと思ったら、窓を突き破って無数の手がこちらに伸びてきた。
 私と悠里さんで、扉の前を塞いで、塞き止める。

 そんなときだった。
 瀕死状態にあったOBの子が立ち上がって、恵飛須沢さんは突き飛ばした
 OBの子は、恵飛須沢さんに口を大きく開いて襲いかかろうとした――とき、近場にあったシャベルで、恵飛須沢さんは彼を一突きした。それだけではなく、恵飛須沢さんは何度も何度もシャベルでOBの子に追い打ちを加えた。
 彼女は、自分の好きな人を、シャベルで止めを刺した。

 そんな恵飛須沢さんに丈槍さんは飛びついて、そして泣き叫んだ。
 恵飛須沢さんが平静を取り戻したのは、丈槍さんのおかげだった。

 だと知った日に、彼女は失恋してしまった。

     ★     ★

 多くの命を失った。
 この学校には、もうあの子たちしか残されていない。
 生きている限り、みんなを守りたい。
 私は、教師なのだから。

 そして、あの子のこと。
 丈槍由紀さんのこと。
 子供らしい子だったけど、より一層子供っぽくなったのは。

 あの子の時間が止まったままなのは、私のせいだ。





 原作読了済みのわたくしですが、今週は最高でした。
 原作では不明点だった事件当日の背景などが描かれていて、楽しかった。

 一応本編の補完として。
 補完というか考察です。

 先輩が胡桃ちゃんに噛みつかず、引っ掻かず突き飛ばしたのは、相応の理性があったからでしょう。
 感染者が、所々で理性を保っている描写があります。先輩なりの足掻きだったんじゃないかと、わたくしは思います。


 作中に『ある薬品会社』の名前が出てきます。
 この支社がこの巡ヶ丘市にもあって、どうやら生物兵器を製造していたみたい。


 その生物兵器が、施設から漏れた――というより、施設内で漏れるなどの事件があったのだと思います

『バイオハザード』という映画があります。
 あの映画の一作目は、『アンブレラ社』での騒動から始まっていつの間にかラクーンシティにT-ウイルスが漏れてしまうという流れです。漏れる原因となったのがT-ウイルスに感染していた鼠によるものでした。

 この作品に登場する生物兵器も『哺乳類には感染する』ため、施設内で生物災害が起きてしまい封じ込めには成功したが、鼠が感染して地上に出て人間に噛みつくや引っ掻くなどの方法で被害を与えた。鼠が飼い犬に対して、噛みついたり引っ掻いたりしただけで、そこから感染していくわけですから、空気感染しなくても十分に生物兵器は広がっていきます。
 まあ、『仮定』の話であって、正確には違うかもしれませんが、空気感染でなくとも感染が広がるのには十分なのです。

 しかも、感染した直後に発症するわけではなく、しばらく時間が経過してから発症します。
 犬にしても、発症してしまえば問答無用で噛みついてきます。
 飼い犬の場合、いつも通り餌をあげようと、頭を撫でようと、構おうとした瞬間に攻撃を受けて感染してしまう。このとき、様子がおかしいってことはわかりますが、生物兵器に感染していることを考慮する人はまずいない
 その人が買い物なり出勤なりする。
 その最中に発症して、自動車を運転するだけの能力を失って玉突き事故。そこから感染者による攻撃を受けて、怪我を負った人は病院に運ばれる。運ばれるのはいいが、移動中に発症、あるいは病院に到着してから発症
 広がっていくのは当然とも言えます。

 作中で、朝からあれだけ大騒ぎだったわけですし、きっと感染が拡大したのは夜の間か前日の午後でしょう。
 この生物兵器は、感染者の生前の記憶などが行動に大きく作用する。感染者が発症した場所付近で音や光に反応して徘徊するだけではなく、家などに帰ることがあるため、自然と感染は拡大していきます。

 個人的に考えている流れは、研究施設で漏洩→封じ込めに成功する→排水口などから生物兵器自体が外部に流れ出る。あるいは施設内にいた小動物に感染後、排水経路を通って外部に出る→封じ込めに成功したと上層部は判断する→しかし、外部に漏れた小動物を経由に人間まで感染が広がる→問答無用に襲いかかってくる人間を相手にした際に、引っかかれるや噛まれるなどの怪我を負う→発症。
 こんな流れだと思っています。

 通報を受けて駆けつけた病院や警察は怪我人を治療しようとしますし。
 警察官なら暴動を止めようと、乱闘者を抑え込もうとします。そこで噛まれたり引っかかれると感染してしまいます。事情がわかっていれば、銃などの利用を想定するでしょうけれども、どうしても情報伝達にはタイムラグが生じます
 開発した生物兵器の影響で乱闘が起きているという情報が、生物兵器製造に関わった者たちに行き届いても、どう対処するべきかの会議や、現地への報告などをしている間に何度か間を介して報告されますし、事件が起きてからでは、もう対応できないほどに広まってしまうわけでして……。


 あっちこっちで言われているほど、ここまでの生物災害になったことに疑問は抱いていません。
 かなり設定が練られていると――上から目線みたいで嫌な言い方ですが――思っています。

 ちなみに次回は、みーくんの話です。
 事件当日にみーくんはあのメンバーにいませんでしたが、そのみーくんが学園生活部の一員になるのか。
 その経緯について語られます。二話でりーさんが言っていたように、みーくんはショッピングモールで生き抜いてきた。今回の回想で描かれていたあの大乱闘になったショッピングモールで生き抜いてきたみーくん。そんな彼女と学園生活部のお話です。
 だと思います。
 タイトルと予告から察するに……。間違っていたらごめんなさい。



  




category: がっこうぐらし

thread: がっこうぐらし! - janre: アニメ・コミック

tag: がっこうぐらし! 
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