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天狗の軍手

アニメとか漫画とかラノベとか色々と感想書いていきますん

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『人類最強の初恋』感想 





 人類最強の請負人・哀川潤。
 強くなりすぎた彼女を危険視した世界は、結託して降伏した
 倒すべき敵も、応えるべき依頼も失った請負人。
 彼女の元に眩い光を放ち、爆音を放つ『恋』が襲いかかってくる!

 その『恋』は哀川潤を押し潰す。

 戯言では済まされない、人間の枠を超えた、最強のラブストーリー!


『簡易感想』

 哀川潤の一人称で話が進むと聞いたときは『潤さんの一人称なんて成り立つのか?』と思っていました。
 成り立ちました。

 いやー。
 面白かったです!

 一応『戯言シリーズ』や『人間シリーズ』と同じ世界観なんですけど、あまりそっちはフューチャーし過ぎないように書かれていたので、知らなくても楽しめるはずです。

 ヒューレット助教授、もとい准教授がこんなに面白い人だったとは。



 ※ネタバレ注意。




     1.

『隕石』によって東京スカイツリーごと、哀川潤は押し潰された
 クレーターと化した東京に足を踏み入れる三人。

 匂宮雑技団の分家、若紫家に属する『殺し屋』。
 若紫和歌

 四神一鏡の檻神財閥中枢に属する女性。
 長瀞とろみ

 玖渚機関、肆屍。またの名を『葬局』に属する古参。
 肆屍然刃

 この東京にできたクレーターを調査するために急遽集められた調査部隊。
 スカイツリーがあったと思われる場所にやってきた三人は、哀川潤を掘り起こす。
 若紫和歌は『土使い』。(???「マンデーモーニングオータバック!」)

 掘り起こされた哀川潤。
 掘り起こされたのは彼女だけではなかった。
 彼女に抱き抱えられている『もの』もいた。

     2.

 ER3システム研究所、ニューヨーク支局で哀川潤が目を覚ました。
 彼女の前にいたのは、長瀞とろみ。

 とろみに案内されるまま、向かった先にいたのは、ER3システム研究所、ニューヨーク支局支局長の因原ガゼル
 彼女は哀川潤を、『彼』を会わせるように手配する。

『彼』。
 哀川潤が救出されたとき、彼女が抱き抱えていた存在

シースルー』と便宜上呼ばれている存在がいる先に哀川潤は案内される。
 どんな機械でも捉えることのできない奇怪な存在
 検分すればするだけ正体が増える存在

 そんな存在、シースルーと哀川潤は対面する。
 シースルーは包帯に覆われていた。包帯を外した部分だけ活動を開始する奇妙な存在。

 何を問いかけても意味不明な回答しか返って来ない。
 そんなときだった。

「お願いがあります。哀川潤さん

 今までまともに会話が成立しなかったシースルーが、哀川潤の名前を呼んだ。
 そして、こう続けた。

人類を滅ぼす手伝いをしてもらえませんか

 と。

     3.

 そのあと、すぐに長瀞とろみが二人(?)の対談を妨害した。
 長瀞とろみは反射的に、対談を妨害した。
 後で因原ガゼルに怒られ、結構な問題になる。

 シースルー。
 彼の特性は魅了
 七愚人の一人、フロイライン・ラヴ女史曰く、シースルーと接した際に抱く感情は『』とのこと。日本文化について詳しいフロイライン・ラヴは、シースルーと接したときに抱く感情は萌え』だと判断したが、通じなかったため『恋』に言い換えたとのこと。

 初恋の相手だったり、最愛の相手だったり。
 シースルーが無数に放つ光と、無限に発せられる音から捉えて、勝手に正体にしてしまう
 だから、シースルーを検分し、診断した者の数に応じて正体が増えてしまう。


 余談ですが、この『人類最強の初恋』の著者である西尾維新先生は、『刀語』がアニメ化されるときのインタビューで『最強クラスのキャラは誰?』という問いに対して『阿良々木暦』と返答しています。

 阿良々木暦なる人物は決して強いわけではありません。
 キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと眷属関係にあるとはいえ、彼の強さは微々たるものです。
 西尾維新先生は『戯言シリーズ』の頃から『強者』や『弱者』について、少し変わった捉え方をしています。

 阿良々木暦が最強クラスのキャラであると、西尾先生が挙げた理由としては『愛される能力がある』からだとか。
 同じようなことを匂宮理澄にも言えます。彼女は弱すぎるが故に、敵として認識されない

 西尾作品におけるキャラクターの強弱はメンタルの強さが強さに直結します。


 少し話が逸れてしまいましたが、シースルーは『そういうこと』なんだと思います。
 誰にでも愛される。必ず最愛の人物になることができるシースルー。
 この地球外生命体は人類にとっての強敵であり、天敵である。

     4.

 若紫和歌。
 彼は長瀞とろみと哀川潤のいる部屋にやってきて、哀川潤に訊ねる。

 シースルーの研究に関わる気があるかどうか。
 中断されてしまった面談を、再開する気があるかどうか。

 これに対して、快く答える哀川潤だが、ある条件を付け加える。

 ヒューレット准教授に会わせてほしい、と。
 人類最悪の遊び人こと西東天の、恩師に。

     5.

 ヒューレット准教授。
 七愚人の一人であり、最上位に当たる人物。一桁の年齢で世界の学問を究め終え、三歳の時点で老衰で死ぬまでの人生設計を分刻みで組み立て、大統領並の免罪特権が与えられている

 そんな人物の十五分を、哀川潤は得ることに成功した。

 宇宙人などのオカルトを完全に否定しているヒューレット准教授。
 彼は言う。
 シースルーなる物体に期待し過ぎだと。

 たとえ、恋愛星人が大挙して地球に攻め込んできたとしよう。
 人類の天敵であるシースルーが大挙として、人類を滅ぼそうと攻め込んできたらどうなるか。
 これに対してヒューレット准教授は言う。
「あっさり勝利を収めるだろうよ。なぜなら」

 初恋は実らないから

     6.

 ここでヒューレット准教授は哀川潤に依頼を出す。
 紳士協定によって、哀川潤に仕事を与えてはならないとなっている協定を、無視して依頼する。

 宇宙人嫌いのヒューレット准教授は、哀川潤に『恋愛星人の退治』を依頼する。
 
「地球は立ち入り禁止であることを、恋愛星人に教えてやれ」

     7.

 シースルーとの面会を直前にした哀川潤の前に、玖渚機関の『葬局』こと肆屍。肆屍然刃が現れる。
 機関長の玖渚直、彼の妹に当たる人物からの手紙を持ってきた。

 元気な女の子、とのことだった。

 その子の名前に、自分たちが尊敬する人物である哀川潤の読みだけを拝借してもいいかと。
 それを聞くために、然刃はやってきた。

 肆屍然刃との会話を終え。
 哀川潤は、再びシースルーの元に向かう。

 哀川潤は、同じ相手に二度負けない

     8.

 シースルーと対話するにあたって、彼に対して『疑問形』で会話してはならない。
『?』をつけずに会話するというのは、案外難しいものである。一体どれほど普段から相手の意志ばかりを気にして生活しているのやら。

 シースルーは、人類を滅ぼすために地球へきたのではない。
 そんな使命なんて帯びていない

 仲間外れにされている可哀想な女の子がいたから抱きしめずにはいられなかった

 一人っきりで、寂しそうに見えた。

 だからあのとき、哀川潤にあんな提案をした。
 人類を滅ぼす手伝いをしてほしいと。
 哀川潤は答える。
 仲間外れにされようが――あたしはあいつらのことが好きなんだ。と。
 自分でなんとかするから。と。
 この件から得た考えをシースルーに対して述べた。言うだけ言った。

 すると。

「よかった」
 きみが元気になってくれて本当によかった。

 そう言ってシースルーは、いなくなった。

 シースルー。
 彼は恥ずかしがりやな。
 いい奴だった。







 玖渚友の子供は、戯言遣いとの子供だと考えていいでしょう。
 あの戯言遣いのことだから、澪標姉妹とか崩子ちゃんとかに手を出していないか不安ではあったんですけど、問題ないと考えていいのかな。

 

category: 読書感想

thread: ライトノベル - janre: 小説・文学

tag: 最強シリーズ  西尾維新 
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