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天狗の軍手

アニメとか漫画とかラノベとか色々と感想書いていきますん

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『憑物語』感想 


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          第 身体 話


       よ つ ぎ ド ー ル


 
    映 像 使 用 書 體 H G P 明 朝 B







001


 斧乃木余接は人間ではなく、怪異だ。
 人間の形を模した――怪異。

 怪異が、現実に存在するものを基盤にして存在している。
 これに対してのかの専門家、忍野メメは思い入れと考えているみたいだ。
 怪異は、思いによって力を持ち、実在する。

 語る者がいるから、怪異は存在する。

 でっち上げられた伝承でも、それを語り継ぐ者がいれば。
 その怪談を語り継ぐ者がいれば、それは怪異となる。

 ともあれ。
 阿良々木暦という人間が、終わり始まる物語。


002



 約十ページに及ぶ起きたくないが故に語る屁理屈
 目覚まし時計について屁理屈を捏ね繰り回す阿良々木暦。
 どこぞの変態の破壊屋に言わせれば、屁理屈も理屈らしいけれども程よい具合に中略されていた。

 阿良々木火憐、阿良々木月火。
 二人の妹が彼を起こしにきた。

 阿良々木暦を起こした火憐はランニングに出て行く。
 お風呂を沸かしておくように、阿良々木暦に対して告げて駆けて行った。

 火憐の才能が埋もれていくことを恩着せがましくプラチナディスコを踊りながら言う阿良々木暦の足に向けて。
 阿良々木月火は踵を振り下ろした
 踵が狙い打った場所は小指で、爪が割れた。
 このとき、足の小指は骨折してしまっているのだが、そんなことを予想していない阿良々木暦が気づくのは、このあとすぐのことである。


003


 お風呂の準備をしている間に自分もお風呂に入りたくなった阿良々木暦と。
 お風呂の準備ができたと思われるタイミングを見計らってきた阿良々木月火。

 二人は脱衣所でいがみ合う。

 埒が明かない。
 そこで月火が提案した。
「一緒に入ろう」
 と。

 意地っ張りな二人は拒むことができず、なし崩し的にお風呂に入った。
 お互いがお互いの頭を洗いながら髪の毛の話題に移行する。
 月火が髪の毛を伸ばしているのは、何やら願掛けをしているからだとか。
 一体何の願掛けをしているのか。それを阿良々木暦が知るのは、すべてが解決した三月十五日の朝になる。

前髪と言えば」
 自然な流れで月火が、千石撫子の話題を切り出す。
 千石撫子が、退院した。
 と。

 北白蛇神社で神様となっていた千石撫子は、貝木泥舟の手によって救われた。
 阿良々木暦の存在が彼女を駄目にしていた――貝木泥舟が述べた台詞。
 阿良々木暦は、千石撫子に会うべきではない。

「お兄ちゃんは背負い込み過ぎなんだよ」
 阿良々木月火は言った。
 色々と指摘する。
 化物を救ってしまった愚かな偽善者の彼にしては耳が痛いものだっただろう。

 そのとき、阿良々木暦は気づく。
 浴場にある姿見。鏡。
 鏡に――自分自身が映っていなかった。

 さながら――不死身の怪異、吸血鬼のように。


004


 吸血鬼は鏡に映らない。

 火憐の乱入によって大騒ぎになった阿良々木兄妹。
 阿良々木暦は月火を囮にして自室に戻り、忍野忍を呼び出す。

 忍野忍が彼を調べたところ、どうやら吸血鬼化しているとのことだった。
 忍が、彼の血を吸ってもいないのに、吸血鬼化していた。

 ほかの怪異的現象ではなく、吸血鬼による現象だと。
 だが、足の小指は完治していない。
 しかし、それも忍に言わせれば治っているとのことだった。
 完治でこそないが、骨がくっついたような痕跡があった。

 足の小指を箪笥にぶつけた――なんて笑い話はよくあるものだが、その際に小指の骨を砕いていることも少なからずあるらしく、実際問題、小指の骨を折ったところで生活にそれほど影響がないため、本人も気づかないまま完治してしまうことがあるのだとか。
 閑話休題。

 忍は一度、専門家の意見を聞いてみることを奨めてくる。
 専門家。
 阿良々木暦の知る専門家。

 忍野メメ、所在地不明。
 ドラマツルギー、所在地不明。
 エピソード、所在地不明。
 ギロチンカッター、絶命。
 貝木泥舟、最後の手にも使いたくない。
 影縫余弦、連絡先を知らない。
 斧乃木余接、連絡先を知らない。
 
 最後に一人。

 臥煙伊豆湖。
 専門家の元締め。彼女と連絡を取れれば、どの専門家とも連絡を取ることができるだろう。
 新学期に起きた『くらやみの事件鎧武者の事件を通して共闘している阿良々木暦は、彼女の連絡先を知っている。しかし、できれば頼りたくない相手である。

 そんなとき。
 臥煙伊豆湖から連絡があった。

『本日夜七時。デパートのゲームコーナーで余接と会えるように手配しておきました』
『この恩はいつか友情で返しください』
『あなたの友』
『臥煙伊豆湖より』


005


 斧乃木余接と出会うということは、影縫余弦とも接触することになる。
 不死身の怪異である阿良々木月火のことを慮って、神原家に避難させ、そして夜。
 阿良々木暦はデパートへと向かう。

 デパートに行くと斧乃木余接はUFOキャッチャーの中にいた。
 必死に斧乃木余接を手に入れた。

 どうしてUFOキャッチャーの中に斧乃木余接が這入っていたのか。
 正直、よくわかっていない。一体どういう意味があったのだろう? あるいは意味はなかったのだろうか。

「影縫さんは、その――いないのかな? つまり斧乃木ちゃん、一人?」
「いえいえ」

 斧乃木余接は指差す。
 阿良々木暦の頭――の上にいる肩車されている忍野忍――の上を。

 影縫余弦は忍の金髪に土足で立っていた。
「おいでやす」
 来たのはあなただ。


006


 足の小指は、完治していた。
 月光浴によって吸血鬼としての力が増した。

 ここでテストとして、影縫余弦が取った行動は、
「折りゃ」
 だった。
 阿良々木暦の人差し指と中指をへし折った。

 一ヶ月や二ヶ月では引っ付かない。
 受験にも支障を着出す。

「この指が治らなければ……羽川の胸を揉めない!」
……どんだけ思春期やねん、おどれ」
 指は一瞬にして完治していた。
 そこから導き出された答えを告げるために、拗ねている忍野忍を引っ張り出して――告げる。

場数を踏んで、『馬鹿を踏み過ぎた
 自ら吸血鬼にり過ぎた。
 成り過ぎて、旧キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードとは関係なく、まったく無関係に、吸血鬼によってしまった。

 阿良々木暦の『』が、吸血鬼に寄ってしまい。
 吸血鬼に成ってしまった。

 悪魔と遊べば悪魔になる――鬼と遊べば鬼になる。

 特に。
 千石撫子との一件。
 あのとき、千石撫子を救うために、毎日のように吸血鬼となって千石撫子に立ち向かっていた。
 この影響も大きかった。

 そして。
 この吸血鬼化は直す方法はない。
 戻す方法はない。

 場数を踏んだ馬鹿を治すには死ななきゃ治らない


007


 手折正弦。
 専門家の中でも逸れ者である正弦が粗相を起こした。
 神原家に避難させておいた阿良々木月火、火憐。そして神原駿河を誘拐し、北白蛇神社にいるとのことだった。

 取り返すために、斧乃木余接と共に北白蛇神社の社を目指す阿良々木は、山の麓で忍野扇と出会う。


008


 人為的な、タイミングの悪さ。
 天罰ではなく、人の仕業。

 後回しにして、棚の上に上げていたものが回収されるような。
 一気に崩れてくるようなことが、続け様に起きている。
 八月に起きた騒動以来、立て続けに続いている。

 八九寺真宵。
 棚上げにしていたこと。
 これを発端に崩れ始めた。

 八九寺真宵。『くらやみ』。
 忍野忍。鎧武者。
 かつての幼馴染。阿良々木暦の始点。
 千石撫子。蛇神。

 ――崩れ落ちてきた。

崩されたとちゃうんか? ジェンガみたいに」
 影縫余弦はそんなことを言っていた。


009


「なんていうか阿良々木先輩は、捻じ曲げることができる人なんだと思うんです」
「捻じ曲げる? 何をだよ」
 扇はそんなことを言った。
「それはまあ、だから色々なんですけれど。本来捻じ曲がらないはずの色々なんですけど。で、私はその、捻じ曲がったものが嫌いと言いますか――公平で、天秤の左右がつりあったものが好きと言いますか。ちゃんとしたいわけですよ、ちゃんと」
 重箱の隅を突くような彼女の言動。
 崩されている――きっと彼女に。

 私は何も知りませんよ。あなたが知っているんですよ――阿良々木先輩。

 こんなことを口癖のように言う彼女に。
 忍野、扇に。

 ふわふわと舞うのような阿良々木暦に対して。
 を立てるように。


010


 阿良々木暦と斧乃木余接の二人は山を登って、北白蛇神社の社を目指す。

「まあさっきの子が黒幕で、あの子が正弦に怪異退治を依頼した張本人で、鬼のお兄ちゃんを困らせて楽しんでいるラスボスなんだろうね」
 ぶっちゃけたことを斧乃木余接が述べた。
「え? なんだって?」
 これに対して阿良々木暦のした返答は、難聴系ハーレム主人公がよく使う台詞だった。
 この場にかの委員長がいれば『ほら、噛み合わない。まるで阿良々木くんがわざと論点をズラしているみたい』とでも言っていただろう。

 社の賽銭箱に手折正弦は座っていた。
 やっこさんを折っては賽銭箱に放り込んで――時間を数えていた。

 誘拐された三人を救出するために、阿良々木暦は手折正弦の前に姿を見せる。
 三人を、斧乃木余接が救出する時間稼ぎとして。

「わからない。私にはわからない」
 手折正弦は言う。
「何が!」
「私がお前を退治する理由がだよ。確かに、私は専門家だ。きみのような例外的な存在の向こう側に立つにあたっては、ベストなキャスティングだと言える。そう、キャスティング――キャスティングされたような気がしてならないんだよ。私はただ単に、役として選ばれただけに過ぎない気がする。いや、私だけじゃない、余弦も、余接も――
……何がいいたいんだよ、あんたは」

「阿良々木くん。忍野を探せ」

 手折正弦は言う
「あいつならきっと――誰にも利用されることなく、キャスティングの外から、中立の立場でバランスよく、物事に関与してくれるだろう。それはあいつにしかできないことだ」

 手折正弦は立ち上がって言う。

「頼むからひと思いに――人思いにやってくれ」
 手折正弦の言葉に応えるように、

「『例外のほうが多い法則』――僕はキメ顔でそう言った」

 最大威力で、至近距離からぶち込んだ。
 手折正弦は木端微塵になって、吹き飛んだ。

「鬼いちゃんは気にしなくていい、僕が勝手にやったことだ。鬼いちゃんはやめろと言ったのに、僕がそれに逆らって、勝手にやったんだ」
 なんで殺したと言いたかった。
 でも、言えなかった。なんで殺したかなんて明らかだった。
 それは人質を守るためで、僕を――阿良々木暦を守るためだったから。

違うよ。鬼のお兄ちゃん」

 しかし、彼女は否定する。
「守るためや、助けるためなら、殺さない方法もきっとあったはずだ。それなのに殺したのは――
 無表情の少女は言う。

――僕が化物だからだよ」

 斧乃木余接は続ける。
「『こう』はならないでね、鬼いちゃん。人間は『こう』なってしまえば――おしまいだ」

こう』なったら――それは人間じゃない。
 ただの、化物だ。


011


 後日談というか、今回のオチ。

 結局のところ、今回の物語は、なし崩し的に仲良くなっていた阿良々木暦と斧乃木余接の関係に溝ができる話だった。
 専門家としての知識を少なからず有している彼女を阿良々木暦から遠ざけ、そして適当な具合だった斧乃木余接との関係をちゃんとする――それが今回の物語だった。

 しかし。
 臥煙伊豆湖は『対策』を取ってきた。
『黒幕』の目的が、阿良々木暦と斧乃木余接に溝を作ることにあったとするならば――この町が安定するまでの間、より密接に、近くにいろ、と。

 いつまでも続く。
 そんな贅沢がこの世に存在するわけがない。
 でも。

 騒がしい日々は、もう少しだけ続きそうだ。





 ■     ■


 ――みなさん、初めまして。
 不思議な事件はありませんか?
 泣いている猫はいませんか?
 首を傾げたときは、探偵を呼んで下さい。

 最速の探偵にして忘却探偵。
 掟上今日子の備忘録。

 ――今日中にお買い求めいただければ。

 どんなお話なのか、『第一話』だけを簡易的にまとめておりますので、よければこちらをどうぞ。
 
http://rakud.blog130.fc2.com/blog-entry-488.html


「羽川なら参考書を買いに行ったぞ」
「羽川さんは公園にいるよ」
「翼なら学校にいるはず」
「あの元委員長はツンデレ娘の家で遊んでおるわ」

 さて、彼女はどこにいるのでしょう?
 答えは――忘れました。

 ■     ■

 アニメ『憑物語』!
 かなり面白かったです!

 キャラクター同士の対話がメインである『物語シリーズ』は、限りなくアニメ向きではない。
 ですが、それを退屈させない作りがされている。

 斧乃木ちゃんや月火ちゃんが大好きな僕としては、大満足なアニメでした!

 このお話をやったということは『暦物語』『終物語』も、やって頂けますよね? シャフトさん。
 僕としては早いところ、老倉さんを見たいんです。
 扇ちゃんも見たいんです。

 ああ、そうだそうだ。
 エンディングのアニメーション。
 とっても大好きです! 丁度サビが始まった辺りで、巨大な斧乃木ちゃんが出現する辺りが。



 月火ちゃんが阿良々木くんの小指を踏み砕くように拍手をクリックして頂けると嬉しいです。

category: 未分類

thread: 〈物語〉シリーズ - janre: アニメ・コミック

tag: 西尾維新  憑物語  物語シリーズ 
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